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京都マイクロスケール実験研究会HP
簡単!時短!実感!マイクロスケール実験を紹介
(旧 芝原研究室HPを継続)
最近の研究(公表済)を紹介
呈色板を用いた電気分解実験
Q.マイクロスケール実験とはどのような実験ですか?
A. マイクロスケール実験は “環境にやさしい化学”と呼ばれグリーンケミストリーの考えを反映した画期的な実験方法です.
1980年代,環境問題に対する意識の高まりの中,アメリカの大学でスケールを小さくする実験方法の研究が始まりました.これがマイクロスケール実験の始まりです.実験のスケールを小さくすることにより,実験廃液等が大幅に削減できます.アメリカや中国をはじめとした海外の国々では,マイクロスケール実験が初等教育から高等教育にまで幅広く導入され,高い教育効果を上げています.日本においてもマイクロスケール実験は,学習指導要領解説でも推奨され,学校現場で着実に普及しています.
また、最近は実験時間の短縮と個別実験の実現等により,「考える力の育成」に役立つ
理科実験法として、多くの実践例が報告されています。
参考: 芝原・佐藤 共著 「マイクロスケール実験 ー 環境にやさしい理科実験」(オーム社)
Q.従来の実験方法との違いは何ですか?
A.マイクロスケール実験の特徴は,実験のスケールを従来よりもはるかに小さくした点にあります.また,使用する実験器具にも特徴があります.中でも,セルプレートは透明度が高く,化学反応が非常に観察しやすいため,マイクロスケール実験ではよく使われます.またガラス製品からプラスチック製品への移行は,購入や維持にかかる経費の削減だけでなく,破損した場合の危険が少なく,より安全な実験環境を作り出すことにもつながります.
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